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第23回日本臨床エンブリオロジスト学会


こんにちは。

新しい年が明けてすぐの1月6、7日、2日間に渡って第23回日本臨床エンブリオロジスト学会が開催されました。

培養士のことをエンブリオロジスト(エンブリオ=胚 を扱う専門技術者)と呼びます。

不妊治療における学会や勉強会は沢山開催されていますが、この日本臨床エンブリオロジスト学会はまさに培養士による培養士のための学会です。

毎年1月に開催されますが、今年は東京で開催されたこと、院長が他の学会に参加するため両日ともクリニックを休診とさせていただいたこともあり、当院の培養士も5名で参加してきました。

 

1日目はワークショップが開催され、新人培養士たちは顕微授精や胚凍結の実技講習、シニア培養士たちはセミナーコースで培養士の管理についての講習を受けてきました。

2日目は学術大会で、培養に関する最新の技術を聴いてきましたが、それに加えて今回は「私たちにとっての不妊治療~当事者たちの思い~」というテーマで、NPO法人Fine(2004年に設立された不妊体験者による自助団体)のメンバーである男女お二人の元患者様の体験談をお聞きすることが出来ました。

培養士というと、培養室に籠ってひたすら精子と卵子に向き合うという印象が強いですが、近年では実際に患者様と直接お話をする機会も増えています。

そのため培養士のスキルとして、患者様への説明やカウンセリングも学んでいます。

医師や心理士、看護師とは異なる視点からアプローチする、培養士ならではのカウンセリングを目指しています。

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